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  作
  寺山修司
  PROFILE

  PROFILE（てらやま・しゅうじ）1935年12月10日、青森県生まれ。18歳、「チェホフ祭」で短歌研究新人賞特選受賞、鮮烈な歌壇デビューを果たす。60年処女戯曲『血は立ったまま眠っている』が劇団四季で上演され、『乾いた湖』（監督：篠田正浩）で初めての映画シナリオを手がける。67年には横尾忠則､東由多加､九條映子らと演劇実験室「天井棧敷」を結成。海外でも多数公演を行い高い評価を得た。詩人、エッセイスト、小説家、評論家、作詞家、映画監督、劇作家、競馬エッセイなども。主な活動に、天井棧敷公演：『青森県のせむし男』『毛皮のマリー』（67）『奴婢訓』『身毒丸』（78）『レミング』（79）など。映画監督作品：『田園に死す』（74）『草迷宮』（78）『さらば箱舟』（84）など。著作：歌集『血と麦』（62）『ひとりぼっちのあなたに』（65）、『書を捨てよ、町へ出よう』（67）など。1983年5月4日47歳で急逝。1997年、多感な少年時代を過ごした青森県三沢市に寺山修司記念館開館。

• J・A・シーザー
  PROFILE

  PROFILE（じぇー・えー・しーざー）1948年 宮崎県出身。1969年に演劇実験室◉天井棧敷に客員として参加、打楽器を演奏する。その後正式に入団し、寺山修司の勧めで音楽を始める。1971年『邪宗門』では全ての音楽を担当、以降、座付音楽家として天井棧敷の全作品の音楽を手がける。また、寺山監督の長編映画(『田園に死す』『ボクサー』『さらば箱舟』など) 及びいくつかの短編・実験映画の音楽も担当する。1983年寺山の死後、解散した天井棧敷の衣鉢を継ぎ演劇実験室◉万有引力を結成。主宰者として演出、音楽、美術を担当。1986年エジンバラ国際芸術祭にオリジナル作品『SUNA＝砂漠の動物園』（作・演出・音楽）で参加。日本人初となる最優秀演劇賞＝フリンジ・ファースト賞を受賞。1997年人気アニメ『少女革命ウテナ』の劇中音楽を担当。2005年、皇太子の観劇も話題となった愛知万博(愛・地球博) 瀬戸日本館での群読叙事詩劇『一粒の種』の作・演出・美術・音楽を手がけ、博覧会国際事務局（BIE）より日本を代表するアトラクションとして選出される。2012年以降は精力的に音楽活動も行っている。

• 髙田恵篤

  PROFILE

  PROFILE（たかた・けいとく）1979年に演劇実験室◉天井桟敷に入団。国内外の公演に俳優として出演。舞台作品のほか、寺山修司監督の映画にも出演する。寺山最後の海外公演となったパリでの『奴婢訓』に出演。1983年、シーザーと共に演劇実験室◉万有引力を結成し、俳優のほか、シーザーとの共同演出、制作も担当する。演劇のほか、コンテンポラリーダンスや舞踏など、様々なジャンルで活躍。海外の演出家との仕事も多く、サイモン・マクバーニー演出の『エレファント・バニッシュ』『春琴』では、ニューヨークのリンカーンセンターを始め、パリ、ロンドン、シンガポール、台北、ロスアンゼルス、ミシガンなど世界各地での公演に出演。イタリアのテレーサ・ルドヴィコ脚本・演出の、座・高円寺でのこどものための企画公演『旅とあいつとお姫さま』『ピノッキオ』『小さな王子さま』の3作品にも出演し、15年に渡り上演を続けている。

横山英規