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ドラマ
アルジャーノンに花束を
せんせい、あたまがいいひとたちは、しあわせですか?
大人になっても幼児の知能しかない主人公。
彼は生まれながらの知的障害者で、その人生は嘲笑に満ちていた。
しかし、人のいい彼は少しもくじけず陽気に生きてきた。
そんなある日、彼に夢のような話が舞い込んだ。大学の偉い先生が頭を良くしてくれるというのだ。
願ってもない申し出に飛びつく彼を待っていたのは連日の過酷な検査だった。
検査の競争相手は”アルジャーノン”と呼ばれる実験用マウス。
脳外科手術で超知能を持つようになった”アルジャーノン”に彼は不思議な親近感を抱くようになる。
やがて脳外科手術を受けた彼に新しい世界が開けた。68だったIQも100から150へ。
さらに知能は上昇を続け、今や彼は驚くべき天才へと変貌した。
知能の発達と同時に、それまでにはなかった自我を感じるようになった。
それは初めて恋を知る事でもあった。その対象は彼の教師。
知能の発達ほどには進行の早くない、彼の感情。そんな彼にとっての初恋は、淡く幼い物だった。
目まぐるしく 変化する毎日の中で、彼は充実を感じていた。
そんな頃、彼は驚くべき事実を発見する。”アルジャーノン”の知能が退行し始めたのだ。
手術は失敗だったのか? 自分は元に戻ってしまうのか?
彼は不安と焦りの中で解決策を探るのだが・・・。