PROFILE

脚本・演出:末満健一

劇団「惑星ピスタチオ」にて俳優として活動後、演劇ユニット「ピースピット」を旗揚げ。
現在は活動の場を大阪から東京に広げ、演劇・映像・アニメ・アーティストの作詞やイベントの構成・演出なども行う。オリジナルの舞台TRUMPシリーズのほか、舞台『刀剣乱舞』シリーズ、舞台『鬼滅の刃』シリーズ(以上脚本・演出)、TVアニメ『ボールルームへようこそ』(シリーズ構成・脚本)などを手掛ける。


末満健一からメッセージ


400年以上前に生み出された物語が、なぜ今もなお愛され続けているのか。
シェイクスピアの作品に触れる時、その思いが常に心につきまとい離れずにいます。僕がそれを理解するためには、想像もつかない過去に飛び込むのではなく、想像し得る過去にシェイクスピアをお招きする必要がありました。それが「昭和の大阪」 というモチーフです。
本作品はかの有名な恋愛悲劇『ロミオとジュリエット』を換骨奪胎し、昭和の郷愁的な 空気と大阪弁のリズムに乗せて語り直すものです。弱強五歩格で書かれたシェイクスピアの台詞と、丁々発止な大阪弁のリズムは、不思議な親和があるように思えてなりません。浜中文一さんと桜井日奈子さんを筆頭とする心強いキャスト陣とともに、『ロミオとジュリエット』の物語を愛しながら壊していく、そんな作品になればよいなと思います。浪花節シェイクスピア、どうぞご期待ください。

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